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THE WALKING SOCIETY
Issue Nº11 - Kypros
“The Walking Society”は、2001年に雑誌として創刊され、
カンペールの故郷であるスペイン・マヨルカ島を皮切りに
地中海の様々な地域を舞台に、風景写真や言葉を通して
その文化・社会・コミュニティを伝えてきました。
第11号 – キプロス
The Walking Society第11号では、
地中海で3番目に大きな島、キプロス島を紹介します。
キプロス島は中東の玄関口に位置し、東西を結ぶ要所となっているため、
古くから侵略の対象とされてきました。
この島の歴史は、社会的動乱と異なる文化の積み重ねから成り立っており、
複雑なアイデンティティと神秘的なエッセンスを持ち合わせています。
Elina Ioannou
エリナ・イオアヌは、建築物に使用される一般的な石灰岩を使用し、
普遍的な作品を通して地元の風景を称えることで島の環境を表現しています。
エリナは島にいる数少ない石彫家である父親と一緒に仕事をしています。
留学を経て故郷のライフスタイルを偏見なく見ることができるようになったことで、
彼女はキプロスの伝統を大切に守っていきたいと考えています。
Joanna Louca
キプロスのアーティスト、ジョアンナ・ルーカのスタジオでは、古代の織物技術が見直されています。
リネンやコットン、ウールが巻かれたスピンドルの付属された木製の織機によって、
ジョアンナのパターンが実現されています。ジョアンナのアートは、伝統と未来をつなぐ架け橋です。
さまざまな素材を試し、展覧会や商業的なコラボレーションを通じて、
キプロスの古い伝統を世界に広めようとしています。
Christina Skarpari
伝統的な刺繍で知られる小さな村、フィティに強い絆を持つクリスティーナ・スカルパリは、
研究と実践を通じて自身の伝統を再発見し、島の山間部の村々に住む人々とのつながりを深めています。
クリスティーナは、超資本主義システムと自給自足の伝統をめぐる社会的な物語を再構築しようと努めています。
2013年にザルキス・フェスティバルを立ち上げ、島に存在する多様なコミュニティを団結させました。
Nicolas Netien
生物工学者のニコラス・ネティエンは、国連の緩衝地帯内のプロジェクトに呼ばれてキプロスに移り住みました。
パーマカルチャー(永続する農業)の理念に基づき、健康的なオリーブの木を育てるための特別な方法を開発しました。
ニコラスの現在のプロジェクトでは、キプロスのような場所で人間と自然を結びつける絆を通じ、
気候変動や劣悪な環境政策によってダメージを受けた土地に恩返しをしていきます。
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限定ショッパーの為枚数には限りがございます。なくなり次第終了とさせていただきます。
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Edition & Creation:Alla Carta Studio
Brand Art Director:Gloria Rodríguez
MAGAZINE
Photography:Olgaç Bozalp
Illustrations:Lulu Lin
Copywriting:Naomi Accardi
Production:Hotel Production
P.26-27 Video frames by
Fele La Franca
VIDEO
Director:Fele La Franca
Dop:Andrea Nocifora
Editor:Claudio Di Trapani
Music:Dirt O’Malley
SPECIAL THANKS TO
Maria Anaxagora
Constantinos Economides
Cyprus Youth Symphony Orchestra
Polys Peslikas